今日から4〜5日、ブログの更新をお休みします
ブログ開始からこれまで続けていた毎日更新でしたが、体調を崩したのもあり良い機会なので数日間お休みを頂こうと思います。
しばしのお別れです(´・ω・`)
犬語を学ぶ(カーミングシグナル)
犬が悪いことをしたから興奮して声を荒げて叱っている際中、
「急に犬があくびをした」
なんて経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん眠い時には”あくび”をしますが、怒られている時に眠気からくる”あくび”を出来る大物な犬は少ないのではないかと思います笑
今日はこの”あくび”の他にも、飼い主が勘違いしやすい犬の行動を、カーミングシグナルという言葉と一緒に勉強していきましょう。
カーミングシグナルとは?
もともと群れで生活していた犬たちが、お互いの間にトラブルが起きないように使っていたボディランゲージのことを指します。
自分や相手の気持ちを落ち着けたいとき、または相手に対して敵意がないことを伝えるためのしぐさや行動です。
”あくび”の意味
眠気以外のあくびは、
・自分の緊張や不安な気持ちをほぐしたい時
・相手の興奮を鎮めたい時
・叱られていることを嫌がっている時
このような時にあくびをすることがあります。
興奮して怒鳴っている飼い主さんに、「まぁまぁ落ち着いて」と諭しているのですから、これではどっちが悪いのかわかりませんね。
しつけ中に”伸び”をする
これもカーミングシグナルであり、寝起きに行う体を伸ばすこととは違った意味を持ちます。
しつけ中に行う”伸び”は、緊張感を解きほぐそうとしている可能性があります。
この伸びは他にも知らない犬と出会ったときなどにもみられる行動です。
”そっぽを向く”
他の犬や怒っている飼い主にじっと見つめられた場合など、自身の不安や緊張を緩和させたいときによく見せるしぐさになります。
”目線をそらす”
相手を明らかに意識して目線を反らす場合は、敵意がないことを伝えようとしているときに見せるしぐさです。
上にあげたカーミングシグナルは、その知識がないと
・犬が言うことを聞こうとしない
・犬に舐められている
・反省していない
という風に、飼い主さんが勘違いを起こしやすい犬の行動です。
「飼い犬に舐められているからもっと厳しく、語気を強めて叱らなければ」とエスカレートしていくと、犬を追い詰めることになり逆に吠えられたり唸られたり最悪の場合噛みつかれたりすることに繋がります。
そうなってしまっては犬との関係は悪循環に陥り、飼育放棄や虐待などにも発展してしまう可能性もでてきます。
カーミングシグナルについて知っておけば、犬の気持ちを理解できるだけでなく、しつけもうまく行えるようになります。しつけ中や普段の生活の中でも犬をよく観察し、犬から発信されたシグナルに対して適切な反応をすることが、コミュニケーションをとっていく秘訣になります。
猫の食事管理
今日は猫の食事管理についてお話します。
猫に必要な栄養素は犬や人と異なる
猫や犬はもともと肉食の動物です。犬は人間と共存していくうちに雑食へと変化していきましたが、猫は肉食性を保っています。
そのため猫は人間や犬よりも「たんぱく質」を多く説明します。
ちなみに人間がもっとも多く必要とする栄養素は炭水化物ですが、猫に炭水化物メインの食事を与え続けると健康を害する原因となります。
人間に必要な必須アミノ酸は9種類、犬に必要な必須アミノ酸は人間と同じ9種に+1種した10種類、さらに猫はそこにタウリンを足した11種類になります。
ドッグフードにはタウリンが添加されていないため、猫にドッグフードを与えているとタウリン不足を起こし、目の障害や心臓疾患を引き起こす原因となります。当然ですが猫にはキャットフードをあげるようにしましょう。
キャットフードは総合栄養食を
キャットフードなら何でもいいわけではなく、総合栄養食と明記してあるものでなければ猫に必要な栄養素をすべて満たしているわけではありません。
総合栄養食と清潔な水を与えておけば猫の栄養を維持できるようになっています。おやつや手作り食を与えてもかまいませんが、1日の必要カロリーの20%以下に抑えるようにしましょう。それ以上は栄養が偏る原因になります。
肥満に気を付けよう
現代の飼い猫は肥満の子が増えています。肥満は多くの病気を引きおこす原因の一つです。ペットの食事は飼い主がしっかり把握し、体重管理を行いましょう。
1匹飼いで少しずつ食べるタイプの猫ならば、1日に必要な量を1度に与えておいても構いません。猫は基本的にはこの方法で問題ないとされています。
ただし1度に与えた量をすべて食べてしまう子は、数回にわけて食事させたほうが消化によく、食べすぎを防ぐことができます。
また多頭飼育の場合は、食いしん坊な子が他の子のご飯を食べてしまわないよう管理することが重要です。もし食べてしまう子がいる場合は、ケージで食事をさせたり、別々の場所で与えるなど工夫する必要があります。
ウェットフードとドライフード
一番の違いは水分量です。ウェットフードの水分含量は75%程度で、風味もよく猫の食いつきもいい場合が多いです。水をあまり飲まない子にはウェットフードは水分補給にも役立ちます。ただし水分が多いため重量のわりにカロリーは低く、腐りやすいため開封後は1日で使い切る必要があります。
ドライフードは栄養価とカロリー量が高く、長期の保存にも適しています。
好き嫌いなくどちらも食べられるようにしておくといいでしょう。
食事管理は健康に直結しているので、愛猫と長く一緒にいたいと考えるならば、一度食生活を見直してみるとよいかもしれません。
よければ犬の食事管理も一緒にご覧ください。
続・働く犬たち
皆さん日本にいる盲導犬の頭数をご存じですか?
今現在日本には1000頭近くの盲導犬が働いています。
視覚障害者の歩行を補助し、目的地まで安全に誘導することが盲導犬のお仕事になります。
外出する際は盲導犬だと周りの人がわかるようにハーネス装着が義務となっています。
盲導犬になるにはとても狭き門を潜り抜けなければなりません。それでも1000頭近くの盲導犬が私たちの生活を支えてくれています。
日本にはまだ70頭ほどしか聴導犬は存在していません。
インターフォンからメールの着信音、目覚ましやお湯が沸いた音などを知らせるほか、歩行の際には後ろからくる自転車のベルの音なども知らせてくれます。
聴導犬になれる犬種は定められておらず、主に保護犬の中から聴導犬の才能がありそうな犬をトレーニングしていくようです。
外出の際には「聴導犬」と書かれたオレンジ色のベストをつけていて、それが目印となります。
介助犬も日本にはまだ65頭ほどしか存在していません。
体の不自由な人の手足となって動作を助けるのを仕事としています。そのため「パートナードッグとも呼ばれます。床に落ちているものをひろったり、ドアの開け閉めを手伝ったり、電気のスイッチをおしたりするほか、服や靴を脱がす手伝いまで行います。
介助する人の希望する行動ができるように訓練をつむ必要があります。
外出の際には介助犬とわかるようにベストを客用しています。
まだまだ認知度は低く、希望される頭数に育成が追い付いていないとされています。
介在活動/介在教育犬
まだまだ認知度が低いですが医療や教育の現場でも活躍が期待されている犬たちです。
病気や事故で体や心に傷をおった人や高齢者と触れ合い、交流を通じて心身を癒す働きをする犬のことを指します。
一般的に飼育されている愛玩動物も飼い主に癒しを与えてくれますが、介在活動/介在教育犬はさらに高度な訓練を積んだ専門家です。
現在のところ公的な資格はありませんが、各団体が認定試験を行っています。
犬は私たちの身近なところで生活を助けてくれています。気にかけて周りを探してみるとその姿をみることが出来るかもしれません。
ただし姿を見つけても遠くから見守る程度にしてあげてください。集中して仕事に取り組んでいるので邪魔をしないように心がけましょう。
働く犬たち
犬はその能力を活かし多くの場面で人間を助けてくれています。
今日は現場で働く犬について、どのような仕事に従事しているのかを見ていきましょう。
警察犬
人の残した臭いをもとに足取りを追ったり、遺留品や行方不明者を探しだす
⇒足跡追求
現場に残された遺留物のニオイを嗅ぎ容疑者選別に役立てる
⇒臭気選別
一定の地域内で迷子や行方不明者を探す
⇒捜索
この3つが主な活動になります。日本では以下の7種が警察犬として認められています。※嘱託警察犬は審査会に合格すればどの犬種でもなることが可能です。
認められている犬種
エアデール・テリア
コリー
ボクサー
麻薬を探せるように訓練された犬で、日本では主に税関で活動しています。
・貨物の中のニオイを嗅ぎ取り荷物をひっかいてハンドラーに知らせる
⇒アグレッシブドッグ
・旅行者が隠し持っている麻薬を探知し、その人物の横で静かにお座りすることでハンドラーに知らせる
⇒パッシブドッグ
土砂崩れや地震、台風などで倒壊した家屋や流れ込んだ土砂の中から生存者を捜索するのが仕事です。
1995年の阪神淡路大震災の時、スイスから派遣されてきた災害救助犬の活躍が、日本での認知度を高めました。災害被害が多い日本にとってこれからも活躍が期待されています。
がん探知犬
最近注目を集めている探知犬のひとつです。アメリカでは1990年代からがん探知犬の研究が始まっており、肺がんと乳がん患者の呼気で9割の確率で的中できたという報告があります。
日本ではトレーニングを受けた犬が、人の尿に含まれるがん患者特有のニオイ物質を察知できるようになりました。その的中率は99.7%ともいわれています。
最近ではイギリスやフランスでも研究が盛んにおこなわれています。
くさっ!猫の変な顔
口は決まって半開き、眉間にはしわの酔ったしかめ面
ある者は目を見開きある者は目を開けてられない…
飼い主の靴下を嗅いでいた猫が突然こんな顔をした、なんて話からこの顔は猫がとんでもなく臭いものを嗅いだ時にみせる「臭い顔」として一時期話題になっていた記憶があります。
じつは猫は犬よりも嗅ぎ分ける力が優れていますし、そう思われても仕方ない部分もあったかもしれません。
しかしこの行為、臭いにたまらず顔を歪めているわけではなく、フレーメン反応と呼ばれている特有のニオイに反応しておこる行為で猫だけでなく他の動物にもみられる生理現象の一つです。
フレーメン反応とは?
漂ってきたフェロモンをより鮮明に知覚するために臭いの分子を取り込む行為です。
猫の口内上部の口蓋には「鋤鼻器(じょびき)」別名:ヤコブソン器官と呼ばれる期間があります。ヤコブソン器官は通常閉じていますが、フェロモンを知覚すると、
猫は口を半分ゆがめて開けたような独特なしかめ面をし、臭いを取り込みます。
これがフレーメン反応、つまり「臭い顔」の正体です。
フレーメン反応は本来、オス猫が発情期の雌猫の性フェロモンを知覚したり、他の雄のスプレー尿を嗅いだりしたときに誘発される動作ですが、飼い猫では飼い主の脱いだ靴下や、足のニオイを嗅いだ時などに反応をしめすことがあります。
まだ愛猫のこの顔を拝んだことがない方はトイレの後や靴下のニオイなどを嗅いでいるときの様子をじっくり観察してみてください。愛猫のまた新しい一面をみることができるかもしれません。
犬の食事管理
猫は自分で食べる量を調整するため、1日の食事分を一度に与える自由給餌で問題ありませんが、犬は与えた分をそのまま食べてしまうため、一日に必要な量を数回に分けて与える定量給与法をとらなければなりません。
今日は犬に与えるごはんの栄養バランスについてお話していきます。
愛犬の状態に適した栄養バランス
犬は本来肉食の動物でした。しかし人と共存してきた長い歴史の中で「雑食寄りの肉食」になってきました。
そんな犬に必要な栄養バランスは人間とは異なります。本来肉食であったため、犬は人間よりも多くのたんぱく質を必要としますが、炭水化物は人間より必要ではありません。
人間の食べ物を食べると塩分過多になり心臓や腎臓に負担がかかりますし、脂肪の取りすぎは肥満の原因にもなります。
健康時には市販の総合栄養食を
犬用に作られた「ドッグフード」には様々なものがあります。犬に必要な栄養素をすべて満たすように作られているのが総合栄養食です。基本的にはこの総合栄養食と清潔な水を与えるようにしておけば健康を維持できるようになっています。
過度な栄養は悪影響を与えることも
最近では犬用の栄養サプリメントをみる機会も増えていますね。
偏食の子であったり食べる量が少ない場合などには栄養を補ってくれる便利なものですが、必要量の総合栄養食を食べている子には基本的に必要ありません。むしろ栄養の取りすぎは過剰症をまねく原因になってしまうので、サプリの使用をお考えの方はかかりつけの獣医師に相談してみるといいかもしれません。
愛犬の年齢や体形、犬種にあったフードを選びましょう
最近では犬種や年齢、肥満用によって細かく分けられたドッグフードが売ってあります。ほかにも成長段階や繁殖期かそうでないかによっても必要な栄養が違いますから、愛犬にあったものを選ぶようにしましょう。
手作り食について
手作りで市販の総合栄養食と同じ要素のものを作れるならば構いませんが、そのためには犬の栄養に関する知識をしっかり身に着けておく必要があります。
ドッグフードだけでは味気ないから肉や魚、野菜などを与えたいという場合は全体量の1割程度に抑えてあげましょう。ドッグフードの栄養バランスを崩さないことが大事です。
犬に与えてはいけないものについてはこの記事を参照してください。
ボディコンディションスコア(BCS)
犬の見た目と触った状態から、どれぐらい太っているか、痩せているのかをみる目安になります。
BCS1~5まであり、1は痩せすぎ、5は肥満となります。ここでは理想体重のBCS3の状態についてお話します。
【理想の状態】
過剰な脂肪の沈着がなく、手で肋骨に触わることができる。上からみて肋骨の後ろにくびれがみられる。横からみると腹部から股にかけて釣り上りがみられる状態。
愛犬の状態と食事については健康を保つ重要な要素ですので、常に意識しておきたいですね。