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人気の猫の品種を見てみよう

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今回は猫の人気のある品種について見ていきましょう。

日本でも純血種の人気は年々上がってきています。猫は犬と違い能力に特化させた選択交配でなく、もともとの特徴を固定していった交配が行われてきました。

今回は日本で人気のある猫種を紹介しています。

 

 

アビシニアン

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1860年代にアビシニア(現在のエチオピア)からイギリスに持ち込まれた猫がルーツといわれています。筋肉質なボディと美しい被毛が特徴で、古代エジプトの聖なる猫の子孫といわれています。好奇心旺盛で活発な性格のため、一緒に遊んであげられる時間が取れる飼い主向けの猫です。

発生:エチオピアで自然発生

体重:3~5kg

毛種:短毛種

毛色:ルディ、シナモン、ブルー、フォーン、シルバーなど

 

ノルウェージャン・フォレスト・キャット

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ノルウェーで害獣を駆除する猫として古くから人間と一緒に生活していた猫です。成長するととても大きくなる猫で、成熟するまでに最長5年かかり、10kg近くまで成長することもあります。寒い地方に住んでいた猫のため、被毛は立派なダブルコートのため、日々のブラッシング、定期的なシャンプーは欠かせません。基本的に温和で物静かな猫です。

発生:ノルウェー

体重:3.5~6.5kg

毛種:長毛

毛色:トラディショナルのみ

 

メイン・クーン

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アメリカ、メイン州のアライグマ」と名づけられたこの猫は、野生的な風貌が魅力な猫です。被毛は分厚く豊かに生えており北米の過酷な冬を生き抜いてきたことがわかります。遊ぶことは好きですが、比較的物静かで温和な性格です。体の大きさのわりに声は小さく、「鳥のさえずり」と比喩されることもあります。

発生:アメリカで自然発生

体重:3~6.5kg

毛種:長毛種

毛色:トラディショナル

 

ラグドール

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ラグドールは「ぬいぐるみ」という意味です。「ぬいぐるみ」の名の通り抱っこしてもおとなしく、非常に穏やかで温和な性格です。最も大きくなる猫種のひとつで、10kg近い個体もいます。被毛はシルキーな手触りでもつれにくいのが特徴です。

発生:アメリカで人為的に作出

体重:3~7kg

毛種:長毛種

毛色:ポインテッドのみ

 

マンチカン

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1983年のアメリカで突然変異によって生まれた短足の猫がルーツです。短い脚で動き回る姿がかわいらしく人気で日本でも飼い主さんが増えていますが、短い脚はいわゆる奇形であり健康への懸念からTICA以外の猫種登録団体はこの猫種を認めていません。性格は好奇心旺盛で明るい猫と言われています。

短足マンチカン同士の交配は致死性遺伝子を持つ猫が誕生してしまうため、マンチカンの交配は専門知識をもつブリーダーに任せましょう。

発生:アメリカで突然変異

体重:3~5kg

毛種:短毛種(長毛種はマンチカン・ロングヘア)

毛色:すべての色

 

ロシアンブルー

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1860年代、ロシアから船にのってイギリスにやってきた猫がルーツとされています。ビロードのように光沢のあるブルーグレーの被毛と、グリーンの瞳が猫特有の優雅さをさらに引き立てる世界中で人気のある猫です。鳴き声は小さく賢く穏やかな性格です。見知らぬ人には打ち解けにくいですが、本来は愛情深い猫種とされています。

発生:イギリスで人為的に作出

体重:3~5kg

毛種:短毛種

毛色:ブルーのみ

 

アメリカン・ショートヘア

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猫の純血種と言われたらこのアメリカンショートヘア、通称アメショーが最初に思いつく人が多いのではないでしょうか?

開拓民とともにアメリカ大陸に渡り鼠退治役として活躍していた猫がルーツです。運動神経がよく陽気で人懐こい性格です。横腹に渦巻き模様のある「シルバー・クラシック・タビー」が一世を風靡しました。

発生:アメリカで自然発生

体重:3~6kg

毛種:短毛種

毛色:トラディショナルのみ

 

遺伝性疾患について

純血種はその形態的な特徴を固定していった遺伝的背景から特定の疾病を多発する傾向があることがわかっています。純血種を迎える際は、事前に遺伝疾患の有無を確認し、症状や治療法を理解したうえで、家族として迎え入れることが重要です。

 

いかがでしたか?ライフスタイルにあった猫を迎え入れて愛猫との素敵な生活を満喫してください。