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フィラリアの予防について

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 最近暑い日が続いてますね(´_ゝ`)

こんな時は愛犬と避暑地に出かけて水遊びなんてやったら幸せになれそうです

 

 暑くなってきたときに気をつけたいのは「蚊」ですね…人間だけでなく動物からも容赦なく吸血してきます。痒いだけならまだしも蚊は寄生虫や病原体の媒介(ベクター)にもなりえる厄介な虫です。

 

 今回はその中でも有名なフィラリアについて話していきたいと思います。

 

◆そもそもフィラリアって何?

 フィラリアとは犬の肺の血管や心臓に寄生する10cm~13cmの糸状の虫です。雄と雌が存在し、交尾をして血管内にミクロフィラリアと呼ばれる子虫を増やしていきます。

フィラリアの予防法とは?

 フィラリアの感染を100%防ぐことは実質不可能です

病院で処方されている薬は、蚊を介して体内に侵入したフィラリアの子虫を駆除する薬になります。

 

 フィラリアの駆虫薬には注射タイプ、錠剤、チュアブル(おやつのようなもので嗜好性高めてあります)のものがあり、注射タイプは1年間効果があります。

 錠剤、チュアブルは1ヵ月間しか効果がありません。投薬した日から遡って1ヵ月~投薬までに侵入したミクロフィラリアを駆除する薬です。

 なので、投薬を忘れたり自分の判断で投薬をやめてしまうと、続けてきた投薬の意味がなくなってしまうので注意しなければなりません。

 

「毎月飲ませるのが面倒」「忘れてしまう」という人は注射タイプのほうが確実なので、自分や犬の性格に合わせた投薬を行いましょう。

 

フィラリアの症状

・咳

・元気消失  

・食欲がない

・呼吸が苦しそう

・尿に血が混じる

・お腹が膨らんでくる(腹水)

 

【最後に】

犬は賢い生き物です。錠剤タイプなどは食べたふりをして飼い主がみてない場所で吐き出したりすることがあるので、確実に飲んだことを確認するようにしましょう。