ゼロから始める動物理解

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第1回 犬の訓練(しつけ)について

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 犬と暮らしている皆さん、こんな悩み事はありませんか?

 

・散歩での引っ張り癖が治らない

・普段は大人しいのに興奮した際に手がつけられない

・他の犬と上手に遊べない、いつも喧嘩腰である

・他の家族の言うことは聞くのに私の言うことは聞かない

・叱ってもまた同じ悪さを繰り返す

食糞

・吠え癖

 etc.

 

 どうも犬から舐められている、本当は怒りたくないのに悪さをしているから叱る、でも次の日にはまた同じことを繰り返す・・・

 どうしたらいいのか分からずもどかしい思いをされている飼い主さんはたくさんいらっしゃると思います。かくいう私もその一人でした。

 まだまだ勉強中の私ですが、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

 

◆訓練(しつけ)はなぜ必要なのか?

 人にとっての犬の存在がどんどん大きくなっている昨今、犬が人と同じ社会で暮らすうえで必ず必要になるルールを犬に教える、それが訓練だと考えています。

 

 最近ではペット同居可のアパートも増えてきてますよね(まだまだ少ないですが…)吠え癖があると近隣住民に迷惑を掛けますしトラブルにも発展しかねません。家族以外の人や動物に慣れていないと、家の外でコミュニケーションをとるのも苦労することになります。人が多い場所にも連れていけないので行動の幅も狭まっていきます。

 なによりも自慢のうちの子を堂々と紹介できない、人から危険な犬と思われているかもしれないというのはなんとも言えない悲しさがあります。。。

 

 「訓練」というと「体罰で犬を服従させている、犬がかわいそう」と思われている方もいるかもしれません。確かに以前はその考え方の訓練が一般的でした。

 しかし現在では、「叱るより褒める」が重要であると考えられており、正しいことをした際に褒めることにより、犬自らが正しい行動(褒められること)を進んで行うように誘導する方法がとられています。

叱るという行為も間違ったことを訂正・誘導するために行われます。

 

訓練の必要性を理解したうえで、犬と人のために適切な訓練の方法をこれから私と一緒に学んでいきましょう。

 

◆犬の訓練(しつけ)で必要な6つのこと

 訓練については長くなると思うので、何回かに分けてお話していきたいと思います。今回は実際に訓練を始める前に知っておいてほしい6つのことについてお話します。

 

①人と犬との親和

②叱るより褒める

③適時的確な賞罰

④創意工夫

⑤気分転換を忘れずに

⑥1つ1つの訓練は成功で終わらせる。

 

①については言わずもがなですね。訓練の前段階です。犬との信頼関係がなければしつけの難易度は上がります。

②については上でも説明したとおりです。

③犬は過去に行った過ちについて時間が経過してから叱られても何故叱られたのか理解することはできません。褒めることに対しても同じです。

④犬の性格や体の状態に合わせた訓練法が必要です。

⑤ずーっと訓練ばかりでは犬の集中力が切れてしまいます。

⑥同じことばかり繰り返していると犬も飽きて従わなくなります。同じことは長々とせず、成功したら褒めて訓練を終了する、次の訓練に移行するとメリハリをつけましょう。

 

長くなったので今回はここまでにしますね。犬とのコミュニケーションの取り方や具体的な訓練方法は、また次の機会に書いていきたいと思います。