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猫の食事管理

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今日は猫の食事管理についてお話します。

 

猫に必要な栄養素は犬や人と異なる

猫や犬はもともと肉食の動物です。犬は人間と共存していくうちに雑食へと変化していきましたが、猫は肉食性を保っています。

そのため猫は人間や犬よりも「たんぱく質」を多く説明します。

ちなみに人間がもっとも多く必要とする栄養素は炭水化物ですが、猫に炭水化物メインの食事を与え続けると健康を害する原因となります。

 

必須アミノ酸

人間に必要な必須アミノ酸は9種類、犬に必要な必須アミノ酸は人間と同じ9種に+1種した10種類、さらに猫はそこにタウリンを足した11種類になります。

 

ドッグフードにはタウリンが添加されていないため、猫にドッグフードを与えているとタウリン不足を起こし、目の障害や心臓疾患を引き起こす原因となります。当然ですが猫にはキャットフードをあげるようにしましょう。

 

キャットフードは総合栄養食を

キャットフードなら何でもいいわけではなく、総合栄養食と明記してあるものでなければ猫に必要な栄養素をすべて満たしているわけではありません。

総合栄養食と清潔な水を与えておけば猫の栄養を維持できるようになっています。おやつや手作り食を与えてもかまいませんが、1日の必要カロリーの20%以下に抑えるようにしましょう。それ以上は栄養が偏る原因になります。

 

肥満に気を付けよう

現代の飼い猫は肥満の子が増えています。肥満は多くの病気を引きおこす原因の一つです。ペットの食事は飼い主がしっかり把握し、体重管理を行いましょう。

 

1匹飼いで少しずつ食べるタイプの猫ならば、1日に必要な量を1度に与えておいても構いません。猫は基本的にはこの方法で問題ないとされています。

ただし1度に与えた量をすべて食べてしまう子は、数回にわけて食事させたほうが消化によく、食べすぎを防ぐことができます。

 

また多頭飼育の場合は、食いしん坊な子が他の子のご飯を食べてしまわないよう管理することが重要です。もし食べてしまう子がいる場合は、ケージで食事をさせたり、別々の場所で与えるなど工夫する必要があります。

 

ウェットフードとドライフード

一番の違いは水分量です。ウェットフードの水分含量は75%程度で、風味もよく猫の食いつきもいい場合が多いです。水をあまり飲まない子にはウェットフードは水分補給にも役立ちます。ただし水分が多いため重量のわりにカロリーは低く、腐りやすいため開封後は1日で使い切る必要があります。

ドライフードは栄養価とカロリー量が高く、長期の保存にも適しています。

好き嫌いなくどちらも食べられるようにしておくといいでしょう。

 

食事管理は健康に直結しているので、愛猫と長く一緒にいたいと考えるならば、一度食生活を見直してみるとよいかもしれません。

 

よければ犬の食事管理も一緒にご覧ください。

 

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