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ウサギを飼ってみる

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昔は「住宅事情で犬が飼えないからウサギを飼う」という人が多かったと聞いています。しかし今では「ウサギが飼いたいからウサギを飼う」へと変わってきています。

今日はウサギの性格と併せてウサギとの付き合い方を勉強していきましょう。

 

 

感情豊かなウサギ

ウサギは犬や猫のように尻尾を振ったり鳴いたりして人に伝わるようなアピールを行わず、相手が信用できるとわかるまではじっとして様子をうかがう用心深い動物です。このことから「ウサギは感情表現をしない、おとなしい動物」と以前は思われていました。たしかにウサギには声帯がないため鳴いたりしませんが、小さく鼻をならして意思を示したり、全身を使って喜びや怒りを表したりと実は感情豊かな動物なのです。

ウサギを飼っている人の話を聞くと、「うさぎってこんなに活発だと思わなかった」という話を聞くことがあります。

 

十兎十色の性格

ウサギの基本的な性格は「臆病で警戒心が強い」です。これは自然界では下位の被捕食者で生きてきたためですね。この基本的な性格にの上に、様々な要素が関与してウサギの性格が形成されます。

「縄張り意識が強い性格」「飼い主よりも優位にいたい性格」「マイペースで初対面でも愛想のいい性格」「内気な性格」「神経質な性格」「大胆で警戒心がない性格」「甘えん坊な性格」、10匹いれば10匹それぞれ違った性格があるという点では犬や猫と変わりません。

 

信頼関係の築き方

・怖い思いをさせない

初対面のウサギにはいきなり触ったりせず優しく声をかけましょう。最初に怖い思いをさせてしまうと、忘れにくい嫌な記憶になってしまいます。最初のうちは無理に触ろうとせず、ウサギの方から近づいてきてくれるのを待ちましょう。近づいてきたら手から好物を与えて、人間の近くにいると良い事がおこる、楽しいということを理解してもらうといいでしょう。

・リラックスして接する

ウサギは人の緊張した態度に敏感に反応し、同じく緊張し恐怖を感じます。思いが伝わらずやきもきしたりしますが、それでも一度深呼吸してリラックスして気持ちを落ち着かせて接するようにしましょう。大らかに穏やかにを意識して根気強く接していきましょう。時間はかかるかもしれませんが、良い関係を作る秘訣ですのであきらめずに頑張りましょう。

 

ウサギのしつけ

ウサギのしつけは犬のように行えるかは正直未知数です。ですがウサギも学習能力があるので、あるていどのしつけが可能であると言われています。

①トイレのしつけ

まず糞についてはいつでもどこでも排泄するためしつけを覚えさせるのは難しいでしょう。(中には覚える子もいますし、何もしつけしていなくても尿と同じ場所で一緒に排泄したりする子もいるようです。)

尿については「決まった場所に排泄する」という特徴を利用してしつけることができます。排泄してほしい場所以外の尿はすぐにふき取り、排泄してほしい場所にふき取ったティッシュを置き誘導します。それ以外の場所に尿のニオイを残さないことが大切です。

②だっこのしつけ

ウサギは動けない状態で固定されることを嫌がる動物です。なのでだっこは嫌がる子が多いです。しかし爪切りや健康チェックなどだっこが必要な場面は多いので、少しづつ練習していきましょう。だっこして少しでも嫌がったら離してあげましょう、嫌な思いをさせないことが大事です。

 

最後に

人とウサギの関係は、最初は食用としての関係から長い歴史を経て家族としての関係に変わってきました。ウサギと人の距離はぐっと縮まり、新たな段階にステップアップしたといえると思います。