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続・働く犬たち

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前回の続きで今日は盲導犬聴導犬についてお話していきます。

 

盲導犬

皆さん日本にいる盲導犬の頭数をご存じですか?

今現在日本には1000頭近くの盲導犬が働いています。

視覚障害者の歩行を補助し、目的地まで安全に誘導することが盲導犬のお仕事になります。

外出する際は盲導犬だと周りの人がわかるようにハーネス装着が義務となっています。

 

盲導犬になるにはとても狭き門を潜り抜けなければなりません。それでも1000頭近くの盲導犬が私たちの生活を支えてくれています。

 

聴導犬

日本にはまだ70頭ほどしか聴導犬は存在していません。

聴覚障害者に必要な音声情報を教えるのが聴導犬のお仕事です。

インターフォンからメールの着信音、目覚ましやお湯が沸いた音などを知らせるほか、歩行の際には後ろからくる自転車のベルの音なども知らせてくれます。

聴導犬になれる犬種は定められておらず、主に保護犬の中から聴導犬の才能がありそうな犬をトレーニングしていくようです。

 

外出の際には「聴導犬」と書かれたオレンジ色のベストをつけていて、それが目印となります。

 

介助犬

介助犬も日本にはまだ65頭ほどしか存在していません。

体の不自由な人の手足となって動作を助けるのを仕事としています。そのため「パートナードッグとも呼ばれます。床に落ちているものをひろったり、ドアの開け閉めを手伝ったり、電気のスイッチをおしたりするほか、服や靴を脱がす手伝いまで行います。

介助する人の希望する行動ができるように訓練をつむ必要があります。

外出の際には介助犬とわかるようにベストを客用しています。

まだまだ認知度は低く、希望される頭数に育成が追い付いていないとされています。

 

介在活動/介在教育犬

まだまだ認知度が低いですが医療や教育の現場でも活躍が期待されている犬たちです。

病気や事故で体や心に傷をおった人や高齢者と触れ合い、交流を通じて心身を癒す働きをする犬のことを指します。

一般的に飼育されている愛玩動物も飼い主に癒しを与えてくれますが、介在活動/介在教育犬はさらに高度な訓練を積んだ専門家です。

現在のところ公的な資格はありませんが、各団体が認定試験を行っています。

 

犬は私たちの身近なところで生活を助けてくれています。気にかけて周りを探してみるとその姿をみることが出来るかもしれません。

ただし姿を見つけても遠くから見守る程度にしてあげてください。集中して仕事に取り組んでいるので邪魔をしないように心がけましょう。