ペットに食べさせてはいけない食物
皆さんはペットにどんなご飯を食べさせていますか?
ペット達の食べる物は、すべて飼い主に依存しています。ペットは私たちが与えるものによって健康にも、病気にもなってしまうということを常に意識していなければなりません。
今日はタイトルにもあるように、ペットが食べてはいけない食物について、食べてしまった際の症状などと併せて紹介していこうと思います。
ペットに食べさせてはいけない食物
ネ ギ 類:長ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク
症 状 :嘔吐、黄疸、貧血、血尿、皮膚炎による元気消失
→犬よりも猫のほうが症状が出やすいです。犬の中では日本犬がネギ類に反応しやすいです。体重の0.5%を接種するだけで症状がでることがあります。
ユリ科植物:チューリップ、ユリなど
症 状 :嘔吐、心不全など
カカオ類 :チョコレート、ココアなど
症 状 :嘔吐、下痢、興奮、痙攣など
→テオブロミンという成分が中枢神経を刺激、犬は感受性が高いです。
コーヒー・茶
症 状 :頻脈、呼吸促進、痙攣、不整脈
→カフェインが中枢神経を刺激します。
キシリトールを含む食品
症 状 :嘔吐、下痢、発作、肝不全等
→低血糖を引き起こします。
(昔はよく犬の歯磨きガムに入っていましたが、最近はなくなりましたね)
貝 類 :サザエ、アサリ、ハマグリ等
症 状 :光線過敏症という皮膚炎(主に猫)、消化不良、ビタミンB1欠乏症等
→ビタミンB1を分解する成分が含まれています。
甲殻類・淡水魚
症 状 :ビタミンB1欠乏症、食欲低下等
→貝類と同様ビタミンB1を分解する成分が含まれています。
青 身 魚:サバ、アジ、イワシ等
症 状 :黄色脂肪症
→猫に症状が表れます。体内の脂肪が酸化してしまいます。(ビタミンEが欠乏するとなりやすいです)
生の卵白
症 状 :皮膚炎、下痢、結膜炎
→火を通していれば問題ありません。
生の豚肉
症 状 :体重減少、下痢、目の障害
→寄生虫「トキソプラズマ」がいる可能性があり、感染する可能性があります。
硬 い 骨:鶏、鯛
症 状 :胃液障害、喉の炎症、嘔吐等
→鶏の骨は割ったり砕いたりすると割れた先が尖りやすいです。飲み込んだ際、喉や消化器官を傷つけます。
レーズン、ブドウ
症 状 :下痢、腹痛、腎不全
→主に犬が反応します。しかしなぜ症状がでるのかという因果関係は未だわかっていません。ただし臨床結果では有害性が立証されています。個体による差が大きいです。
アボカド
症 状 :嘔吐、下痢、胃腸の炎症
→フェレット、ウサギ、げっ歯類、鳥類は少量でも危険です。
いかがでしたか?
ペット用の手作りごはんをネットで検索すると、上記の食材が入っている場合があります。知らないと食べさせてしまうかもしれませんが、知っていることで予防することができます。ペットにはおいしいものを食べてほしいですよね、今日知ったことをペットとの生活に役立ててくれると幸いです。