カメってどんな生き物?
たまにはエキゾチックアニマルについての勉強していきましょう。
Twitterの【今日の豆知識】のつぶやきで、ウミガメについてお話したので今日はカメについて理解を深めていきたいと思います。
カメの分類
カメは我々と同じく「脊椎動物」で、そのなかの「爬虫類」のカテゴリーに分類されます。爬虫類の大きな特徴として、周囲の環境に体温を左右される「変温動物」があげられます。爬虫類をさらに細分化すると、カメ目、ムカシトカゲ目、トカゲ目、ワニ目の4つに分けられます。トカゲやワニと違い、甲羅を背負っている姿をしたカメは独特な進化をしてきたことがわかりますね。
カメの生息環境による違い
カメは生息環境別に4つにわけて考えるのが一般的なようです。
①完全陸生種
有名なのはゾウガメやリクガメですね。乾燥した陸地や草原を生息地にするグループです。日本ではあまり馴染みがないかと思われます。カメといえば水辺のイメージがありますもんね。
②半水生種
皆さんに馴染み深いのはこの種ではないでしょうか?日本固有種のクサガメや、ペットでお馴染みのミシシッピアカミミガメなどのほとんどを水中でくらすグループになります。陸に上がるときは主に日光浴のためであり、基本的に水中が住みかとなります。
③陸生種
ハコガメなどの沼地などの水辺周辺の草地や湿地帯を住みかとするグループです。乾燥が苦手で水中にも入りますが、泳ぎは得意ではありません。
私もカメには詳しくないのでハコガメについて少し調べてみましたが、半水生種の子たちに比べて、甲羅が球状で丸みを帯びている子が多い印象を受けました。指の間に水かきもありません。
④水生種
ウミガメ、スッポンモドキなどその一生をほぼ水中で過ごすグループです。水の抵抗を受けないよう甲羅は平べったくなっています。陸上にはメスの産卵時に上陸するぐらいです。ちなみにウミガメはクラゲを食べたりするようです。
本当にノロマなの?
カメのイメージといえば「動きが遅い」「ノロマ」「のんびりしている」と思われている方も多いと思います。日本の民話である「ウサギとカメ」の影響も大きそうです。
ですが実際のカメは意外と素早く動くんです。
水から顔をだしているカメが外敵や物音に反応して水に飛び込む動きは驚くほど速く反応し水の中に消えていきます。リクガメも「ノソ…ノソ…」ではなく「スタスタスタスタ」って印象で動いていきます。実際にカメを観察してみてわかる意外性がカメにはあります。
タートル?トータス?
カメは英語で「タートル(turtle)」「トータス(tortoise)」の2種類で呼ばれています。どうやら「タートル」は水生ガメのことを指しており、「トータス」はリクガメ全般を指しているようです。
いかがでしたか?カメのことを書いている時意外にも楽しんでいる自分がいたので、また次の機会にカメの生態や習性なんかもお話できたらいいなぁと思いました。