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犬が飼い主にみせるボディランゲージ

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なんとも言えない表情をした柴犬ですね・・・笑

 

昨日は猫とのコミュニケーションについてお話したので、今日は犬とのコミュニケーションについても一緒に勉強していきましょう。

⇓猫とコミュニケーションをとろう!⇓

https://blog.hatena.ne.jp/Amycole/petseekers.hatenablog.com/edit?entry=26006613617325753

 

◆犬の人とのコミュニケーション

 昔から人のそばで暮らしてきた犬は、他の動物と比較しても人とのコミュニケーションがとりやすい動物です。使役犬としてや愛玩の対象として改良、改変されてきた歴史があり、基本的には人に対して友好的と言えます。

きちんと食事を与え、適度な運動をさせ、安心できる居場所を提供できれば、家族と愛犬が仲良くなることはそう難しいことではないはずです。

ただし犬の場合は猫と違い、人と触れ合う機会は家の中だけではありません。家族以外の人間には臆病であったり、自尊心が強いと知らない人に馴れ馴れしくされるのを嫌がったりと、友好度合いには個体差があることを知っておくことは大切です。

 

◆犬が飼い主にみせるボディランゲージ

犬のボディランゲージには飼い主に対する愛情や信頼が見て取れるものが多いです。

 

・上目づかいで「フセ」をする

→いたずらや粗相をしてしまったとき人間でも同じように上目遣いで周囲の様子をうかがったりしますよね。犬も同様で、上目遣いの「フセ」はイタズラをして「まずい」と思ってのことです。

 

・耳を後ろに倒して笑顔で近づいてくる

→友好的な気持ちが表れています。飼い主に「甘えたい」「かまってほしい」という意思表示です。耳が後ろに倒れている時は相手に対して敵意はないと示しているしぐさです。(耳が後ろに倒れ顔が強張って体が固まっているならば恐怖や怯えの可能性もあります)

 

・「マテ」の最中に突然体をかく

→愛犬に「マテ」をさせていたら体を掻きだす…。そんなときはちょっとしたストレスを感じている可能性があり、そのストレスを感じていることを相手に示す、自らのストレスを軽減させるための行動(カーミングシグナルとも言います)です。ほかにも「スワレ」や「フセ」の練習を長時間していると突然「あくび」をしたりします。本当に眠い場合もありますが、集中力の低下や飼い主に対する意思表示の場合も多いです。

 

・体の一部をくっつけて座る、寝転がる

 飼い主にゆっくりと近づいてきて、体の一部をくっつけた体制で落ち着くことがあります。こんな時はほんとにゆっくりと何も言わずに近づいてきて何も言わずにリラックスを始めます。「抱っこされるほどではないけれど、体温を感じていたい」、そんな気分の表れのようです。そのまま眠らせるか、やさしくなでてあげるとお互いのんびりとした時間を過ごしてリラックスできます。

 

・お腹をみせて寝転がる

 服従行動の一つとして有名ですね。ただし、人にとても有効的な場合は親しみや甘えの意味を込めてお腹をみせることがあります。顔が触ってほしそうにしているならば甘えているとみてよいでしょう(笑)

 

◆犬と接するときにしてはいけないこと

何気なくとった行動が、犬にとっては怖いことだったり敵意の表れと捉えられてしまうことがあります。ここでは気を付けたい行動をいくつかお伝えします。

 

・目をじっと見つめる

→信頼関係ができていない犬に対して目をじっと見つめることは敵意として受け取られる場合があります。

 

・体の上から覆いかぶさるようにする

→自分より大きな相手が覆いかぶさってきたら恐怖を感じて当たり前です。体の側面に寄り添うようにしましょう。

 

・大声や叫び声をだす

→基本的に大声をだすことは犬との関係でプラスに働くことはありません。なるべく落ち着いた声で話しかけましょう。

 

・急に頭にさわる

→頭の上や目の前から手が伸びてくること、顔周りを触られることが苦手な場合もあります。信頼関係がないときに急に触るのは絶対にやめましょう。まずは少し離れたところにこぶしを差し出し、犬のほうからにおいを嗅いでくれるのを待ちましょう。

 

いかがでしたか?これ以外にも犬の表情、行動は多種多様です。犬が何を伝えたいのかを考え、理解できるよう努めていくことが大切です。